Dr.パッチ・アダムスの「ひとを助けることは、自分を助けること」4時間ワークショップ【2011年6月4日】

今年もパッチに会って、笑顔とやさしさと元気をいっぱい持って帰ろう。
2011年6月4日(土) 新しいテーマでパッチが帰ってくる。〔Dr.Patch Adams 5th by VOICE W/S〕Dr.パッチ・アダムスの「ひとを助けることは、自分を助けること」~To help others is to help yourself!~

今年のワークショップは終了しました。ありがとうございました!

6月4日、会場の皆さまからいただきました募金は、合計61,865円になりました。
たくさんのご支援をありがとうございました。
ヴォイススタッフ一同、心より皆さまにお礼申し上げます。
この募金は全額、東日本大震災の被災者の方に寄付させていただきます。
日本のすべての方が幸せでありますように!

パッチのワークショップにおいでいただきました皆さま、ありがとうございました。
また、会場でこころよく東北被災地へご寄付いただきましてありがとうございます。
パッチからも皆さまによくお礼申し上げるように言われております。

この総額61,865円のご寄付ですが、先日のトーマス・コンドンのチャリティでもお手伝いいただきました「Team Japan 300」様にお渡しすることになりました。

先日、一般社団法人「全国心理業連合会」(TeamJapan300)の代表理事、本田勝人様より寄付のお礼のメールを頂戴しました。

「TeamJapan300」は、NLPの先生の鈴木さんも参加している心理サポートに長けたボランティア団体です。よいと思います。多くのメディアでも注目され、取材されているようです。こうした団体にも、息長く支援をつづけていただけるよう、また何かの機会にはサポートしたいと思います。

皆さま、ありがとうございました。また、「TeamJapan300」の皆さまにも、ありがとうございます。

喜多見 龍一(VOICE主幹)

地震の後の3月14日(月) パッチさんから日本の皆さまにメッセージが届きました!!

日本にいるすべての友だちに愛を送ります。いつもあなたたちのことを考えています。あなたたちのひとりひとりを、しっかりとハグしてあげられたらどんなにいいでしょう。私の腕が海を越えて、日本全体をハグしている姿を思いうかべてください。
I love you!
Dr.パッチ・アダムス

★★100%チャリティ「クラウニング・ウォーク」6/4午前9時~開催決定!!★★

東京の今回のワークショップ参加者の皆さま(50名様限定)と、当日午前から、日本を元気づける、パッチさんとの「クラウニング・ウォーク」開催が決まりました。日比谷から両国(ワークショップ会場)までを、徒歩(2km程度)+電車で楽しくクラウニングしながら、パッチさんと一緒に歩きます。経験不問。バッチリ楽しみましょう。 必ずあらたな発見がありますよ。

  • ★主催:NPO法人「ゆいめど」。代表者はお医者さんでパッチの強力なサポーター。
  • ★募集対象:
    1. 午後のパッチセミナーの参加者で、6/4(土)の「午前9時前」までに、日比谷に集合できる方。
    2. 徒歩部分(約2kmちょっとを予定)を歩ける方。
    3. クラウニングの経験不要。
      必須ではありませんが、楽し・かわい・かっこいい服装や赤鼻で歩きましょう。
  • ★行程:徒歩(約2km)+電車で、日比谷→両国。
  • ★参加料:100%義援金として、おひとり様千円~(※セミナー参加料とは別) 当日持参。
  • ★雨天催行:電車を多く含む別ルートになります。
  • ★募集定員:50名まで。上回った場合は抽選で、当選者にメール連絡。
  • ★応募方法:下記をクリックして、メールを送ってください。
    タイトルに「パッチチャリティウォーク参加希望」と書いて、「お名前、ご住所の都道府県、ご自身のメルアド、電話連絡先(ケータイ等)」をお書きの上、送信。
  • メールはこちらから→   patch@voice-inc.co.jp

募集は終了させていただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。

パッチ・アダムス

2011年のパッチのテーマは
「ひとを助けることは、自分を助けること」

パッチ・アダムス

(※パッチさんは、ワークショップの内容を参加者を観て直観で変えることもあります。ご了承ください)

愛のひとパッチさんにとって、ひとをケアし助けていくことはきっと、空気のように自然に身体が動いてしまうことだろうと想像されます。でも、私たちも人生のなかで、「ひとを助けることは、自分自身を助けること」なんだなあ、と感じる瞬間もあったりします。

パッチ・アダムス

どうしても抜けられなかった「人生のカベ」を、いったんそれは置いておいて、ひとを助けることに専念していたら、自然に抜けられた、ということもありますね。そこには、ひととひとの魂のふれあいには、なにか不思議な力学が働いているのかもしれません。ひとをケアしていくこと、助けていくことと、自分自身の成長には深い関係があるような気がします。今回は、Helpingと自己成長について、パッチさんから楽しく学びたいと思います。

 

【6/4は皆さまの温かいお心、ありがとうございました!】

Dr.Patch Adams 5th by VOICE W/S
Dr.バッチ・アダムスの4時間ワークショップ「ひとを助けることは、自分を助けること」

日時 2011年6月4日(土)
受付12:00~ 午後1:00~午後5:00
場所 国際ファッションセンタービル (KFC Hall)

※今回は会場がフローリングのため、参加者は床に座れるようバスタオルなどをお持ちください。

(〒130-0015 東京都墨田区横網一丁目6番1号)
都営地下鉄大江戸線「両国駅」A1出入口に直結

定員 約300名程度 ※混雑が予想されます。お早めのご予約・ご入金を。
通訳 ベテラン北村麻紀さん
受講料

【一般の方の参加歓迎!!】

☆一般 15,750 円(税込)

当日申込できます!

【日頃ご苦労の多い医療・福祉関係者の方】

☆医療・福祉割引(全期間とも) 12,600 円(税込)

当日申込できます!

※対象は医師、看護師、病院関係者、各種治療院、福祉関係者、カウンセラー
※当日受付時に従業員証や名刺などをご提示ください。

【パッチさんの想いもあって、「学割」ができました(約半額)】

☆学生割引 8,000円(税込)

当日申込できます!

  • ウェブからお申込みの際は、「連絡事項」に学校名をご記載ください。
    (お電話でお申込みの場合は、電話口にて学校名をお伝えください。)
  • 必ず、当日受付時に学生証をご提示ください。
    ご提示のない場合、通常料金とさせていただきます。
  • 対象は小/中/高校生/大学生(院生)/看護学校・介護福祉ヘルパー等の専門学校生(要、学生証)

★若干の空きがございますので、当日申込を承ります。
ご参加される方は、直接会場にお越しください。
(参加料は、直接会場でお支払いいただけます。 )

ご予約方法
  • 必ず下記、株式会社ヴォイスワークショップ宛に「お電話」いただくか、当サイトにて必要事項をお書き込みの上、送信ください。
  • 次に下記振込先に上記の税込料金を1週間を目安にご送金ください。
  • 確認が取れ次第、こちらから最終案内を郵送します。最終案内は当日の入場券も兼ねています。当日ご持参の上、受付にお渡しください。お振込手続きが当日近くなると、最終案内のお届けがイベント開催に間に合わないことがございます。その際は、振込控えを受け付けにご提示ください。
振込先 銀行口座
みずほ銀行 広尾支店 (店番号057) (普) 1990547
名義 : 株式会社ヴォイスワークショップ
主催/申込先電話番号 株式会社ヴォイスワークショップ
〒106-0031 東京都港区西麻布3-24-17 広瀬ビル2F

電話:03-5772-0511

FAX:03-5474-5808
営業時間(問合+受注)平日9:30-18:00
受注センター(受注のみ)全営業時間外18:00-翌朝9:30(24h)土日祭日も。
株式会社ヴォイスワークショップは、VOICE(出版社)グループの会社です。
ご注意
  • お申込みだけではお席の確保ができません。お振込を忘れないためにも、1週間を目安にお振込みをお願いします。振込確認後に「完全な予約」となります。
  • お振込確認後に、「最終案内」(チケットも兼用しています)が郵送されます。★その紙を当日忘れずお持ちください。当日が近くなると郵送が間に合いませんので、振込確認ができる振込票などを当日、お持ちください。
  • お振込み後のキャンセルは、基本的に承っておりません。当日おいでになれない場合は、参加権利を他の方にお譲りいただくことは可能です。代わりの方のお名前のご連絡をお願いいたします。
  • ヴォイスは会員制(無料)で運営しています。隔月刊の会員誌(無料)のお届けなどがありますので、ご希望をなさらない方は、電話口または専用サイト等からの申込の途中で、「会員希望しない」を選択ください。会員誌には一部スピリチュアルな内容等も含みます。(会員誌のお届けは後ほどお電話で停止することもできます)
  • E-Mail(携帯不可)、FAXなどで最終案内をご希望の方は、お手数ですがお申込の際に、その旨と、FAX番号などの連絡先を自由記述欄にご記入ください。入金確認後にメール添付、あるいはFAXにて「最終案内」をお送り致します。
  • 今回は進行上、手話通訳は入りません。
  • 前回は事前満席。お早めのご予約・お振り込みをお勧めします。
VOICE/
VOICE WORKSHOP
について

株式会社ヴォイスは、22年前に設立された自己成長専門(一部精神医療)の出版社で、単行本の出版をおこなっています。今回の主催社である株式会社ヴォイスワークショップは、ヴォイスグループの一員で、心理セミナーや、各種セラピーなどを海外講師を中心として東京・大阪などで開催しているセミナー会社です。

株式会社ヴォイスワークショップ
住所:〒106-0031 東京都港区西麻布3-24-17 広瀬ビル2F
電話番号:03-5772-0511 FAX:03-5474-5808
代表者氏名:堀真澄
営業時間: (月) ~ (金) 9:30AM~18:00PM
【パッチ・アダムス】過去のワークショップの解説

2010年「希望」とは、世の中のために「行動」しつづけること(Patch談)。

みんなと「シェー!!」の格好をするパッチ

Dr.パッチ・アダムスのユニークな半日ワークショップがつい先日、無事終わりました。今年2010年のパッチは、時間は半日だけれど、レクチャーではなくてあくまでワークショップ形式でおこなった、ある種ぜいたくなものになった。やっぱりパッチは、相互交流があり体験的なワークショップが断然面白い。会場はもうひとりも入りませんという満席。

今回のテーマは特にいまの日本のひとに大切と感じた「希望」にフォーカスしてくださるようにお願いしておいた(12年間3万人を越える自殺者を出し続けている不思議な先進国日本に、少し危機感もあって)。パッチはいくつかのお決まりのテーマを持っているんですが、それではなくて、「いまの日本に必要だから、パッチさんお願い」とお願いしておいたら、日本に着いたときには、「あー、このひとはこのテーマについて、深く深く深く考えてくださったんだな」、とすぐにわかりました。

当日の1カ月くらい前にパッチからfaxが来て、参加者全員に「事前宿題」を出しておくように指示された。宿題というか、ユニークな事前ワーク。そのなかのひとつは、「希望についての俳句をひとつ作っておくこと」だった。参加者もこの「宿題」を楽しんだようだ。私自身も楽しんだ。ちなみに私の俳句は「希望とは、明日また昇るおひさまのこと」字余り・・・。
私も始まる5分前まで知らなかったが、このワークショップは全編体験エクササイズだらけだった。椅子なんか最初から不要、と言われて260個くらいのイスを急遽参加者といっしょに片づける。たぶん、パッチが講義をしている時間は30分もなかったと思う。

しかし、パッチというひとは、そこにいるだけで空間を「あたたかいもので満たす」ということが自然にできてしまうひと。ああいうのは、彼がいままで「なにを話してきたか」ではなく、「いままでなにを行動してきたか」が自然にからだから溢れ出て、それに近くのひとが感応してしまうから起きるのだと思われる。たぶん、「癒し」というのは、こうした温かい空間に一定時間つつまれることをいうんです。

パッチは「行動のひと」だ。今から40年前に、いまのゲズントハイトのような「夢の病院」をおれは建てて運営するんだ、と宣言。しかし、最初の14年間は1ドルの寄付も集まらず、最初の16年間は、いっしょにやろうという仲間もひとりも集まってこなかった。それでもパッチはあきらめたり、希望を失ったりすることはなかった。それは、なぜかというと、「彼は、その間もその夢に向かって1ミリでも1ミクロンでも、日々行動し続けていたから」。
ひとはひとのために、世界のために「行動」しつづけているとき、決して「希望」を失わないのだ、と。

しかし、パッチ自身はこのワークショップをやるまでは、自分では今まで一度も「希望」について考えたことがないのだと言う。えっ、と思ったが、つまり、彼にとっては「希望は、常に自分とともにあって当たり前のもの」なんです。なぜなら、毎日それに向かって「行動」しているから。

パッチのやさしさは心にしみわたる

ワークショップの最後に、参加者からさまざまな、とてもユニークな「行動宣言」がありました。たとえば、「毎日乗るバスの運転手さんに、おはよう!! と言います」とか、この方はお医者さまですが、「患者さんがわけのわからないことを言ったとしても、やさしく接します!!」(このお医者さんはいつも患者さんにやさしいんだと思いますが)とか、「子どもを幼稚園に送っていくときに、毎日スキップしながら行きます!」というお父さんはとってもよかった。他にも、「かみさんに怒られても、これからは私は怒らないでいきます」(うーん、そうだよねえ!!)とか、「これから毎日、いたずらします!!」(いいぞう!!)、「遠くにすんでいる祖母に、いま私はなにができるかを毎日考えます」というひとも。どうです、どれひとつとっても、すばらしい宣言でしょう?

こういうふうに、世界は1ミリずつ、そのひとのまわりから良きものになっていくのだと思います。

喜多見 龍一(VOICE主幹)

★★★喜多見ブログはこちら★★★

 

2010年「ひとがひとをケアする喜び、そして希望へ」体験談

2010年のワークショップの様子

◆パッチに会って、みんなの笑顔を見て、とにかく動こ!!って思いました。日々の生活の中でどうしてもネガティブな言葉を多く発してしまったり、人に対してイライラしたり、マイナスな面を見ることが多くなってしまいがちである。ただ、少し意識するだけで心の中は変えられる。だから、マイナスな言葉を発しない!! って決めました。そして、毎日あったちょっとしたhappy!!をノートに書いていこうと思います。今日から実行です。毎日をとにかく楽しむ。流れの中に身を置かず、自ら動く!! こんなことをたくさん考えました。今日が私の変れる日!!ただ、今までの自分も悪い子の自分も全部好きでいいよ。自分が1番自分のことを愛してあげないと人も愛せないし、人からも愛されない。愛がわかること。これはとってもすてきなことだと思います。すてきな1日をありがとうございました。(M.H・女性)

◆今日、私の長年の夢がひとつ叶いました。 本を通して、パッチ先生を知り、ずっとお会いしたいと思っていました。 ずっと、「どういう私になりたいのだろう」と考えてきましたが、「こういう、ひとみから、お顔から 全体から、こんな風に温かさを感じられるような人になりたい」と心の底から思いました。 今日のワークショップ、とても温かい空気の中で、パッチ先生、そして参加した一人一人の皆さんと 共に、素晴らしい時間を共有できたことが、最高の宝物になりました。 本当にありがとうございました。(R.I・女性)

◆私にとって、パッチ先生のような方がいることじたいが希望です。今日の場は誰一人として境なく みんなが共に世界の平和を未来に見たと希望にあふれています。人間同士の温かいつながりこそが すべての心理と感じ、私の夢は「元気な世界」を作ることと胸に抱き、笑っていきます!!! とっても楽しかったです。(東郷 天音さま)

「希望」の宿題、私にはとても難しくて、知っているのに考えれば考えるほど、遠いものに思えてきたり、 私が考えているものは、今回言っている希望じゃないんじゃないかと思えたり、結局、宿題は できないままだったので、私は参加してもいいのだろうか?ととても暗い気持ちでした。 でも勇気を出して参加して、とても良かったです!パッチに逢えたことは、とても嬉しくお話が聞けて まさに希望が沸いてきました。 そしてたくさんのほかの参加者さん達の言葉を聞けたこともとてもよかったです。 ありがとうございました!(A.N・女性)

パッチ・アダムス

◆たくさんの方と交流できて、とても楽しかったです。「希望について考える」という難しいテーマでしたが、 自分の些細な行動でも、他人に「希望」を与えることができるかもしれないと思うと、職場の仲間にも 「やってみて!!」と軽い気持ちで伝えることができました。日々、HUG&KISSも実践しています。 これからも言葉の力を信じ、夢を実現に、そしてみんなの希望にできるよう、このワークショップで 学んだことを実践していきます!!(T.Y・女性)

◆人生の行く方向が見えました。ありがとうございました!わくわくするー!! (M・男性)

◆生のパッチ先生から生命のいぶきをいただきました。ありがとう!(J.N)

◆希望はただそこに存在するものではなく、つくり出すものだと気付きました。 神戸から来たかいがありました。(N.K・女性)

◆パッチさんのパワーを沢山もらい、それこそが希望につながる道・光となりました。4時間あっという間の有意義な時間、体験でした。 (T.Y・女性)

◆パッチアダムスさんのことはほとんどしらずにインスピレーションで申し込んだワークショップでしたが、 パッチさんのハートオープンなプレゼンス、熱意、温かさにひかれました。 (R.M・女性)

 

2008年「ひとがひとをケアする喜び」は、こんな内容でした。

2008年度の満席の席でおどけてみせるパッチ

◆私は、1971年に医大を卒業して、「ゲズントハイト・インスティチュート」を設立しました。当時、医者が3名、スタッフ20名、ベッドルームが6つで、初期のプログラムを12年間、無料で提供しました。しかし寄付申請をした1万4千の財団からは、寄付をすべて拒否されましたが。(※当時はかなり奇異に思われていた)

◆無料にしたのは、貧乏なひとのため、というよりは、近くのコミュニティに属するひとには、医療費を払う必要がない、という考えを知らしめたかったのです。

◆ゲズントハイトでは、71年当時から代換医療をおこなう全米でたったひとつの施設でした。

◆私は当時、医師になるときに、患者ひとりにつき8分で相手の状態を認識するように訓練されましたが、当時ゲズントハイトでは、ひとりにつき4時間かけていました。私は相手に深い質問をすることで、相手の人を、とことん知りたいと思ったのです。

◆私はゲズントハイトで、ユーモアを使うことで、生きることや死ぬことでさえも、面白、おかしくなるようめざしていました。

◆寄付がなかったので、医師やスタッフは他で働いて無料診療を続けましたが、最初の9年間、どのスタッフもひとりとしてゲズントハイトから出て行きはしませんでした。

(反ソの)レーガン政権時代には、いまのロシアにも、ホスピタル・クラウンとして出かけていきました。それはいまも続いています(※今も続くロシアでのクラウンニング)。

感動的な場面を記録したDVDを放映

◆私は今まで1万人くらいの死にゆく人たちと共にいました。そしてそのことによって、自分自身に、とても得るものがあった。へんな言い方ですが、死にゆく人々と共にいることによって、私はある種、幸せになるのです。

◆ケアとは、能動的な動詞で、報酬を考えることなく、時間を通じて、継続的に相手に対する愛情を能動的に伝達していくことです。

◆ナチの強制収容所で3年間生き延びた精神科医ヴィクトール・フランクル(※著書「夜と霧」[みすず書房刊]は今も読める)が、こう言っています。「強制収容所にいた私たちは覚えている。私たちの目の前を収容されている人々が通りすぎ、自分が持っていたパンの最後のひと切れを、他の人に差し出しているのを。そのような人々は少ないかもしれないが、常に私たちは『人生の道を選択することができる』のだ」と。

◆パッチの、ケアに関する「7つの信条」

◆私は海外にクラウニングに行くときは、必ず現地の言葉を最低3つは覚えていきます。ひとつは「お友達」そして「ありがとう」「愛しているよ」です。

◆DVDのこの子は(写真の子とは別です)、脳性麻痺です。私は彼女に対して非常に集中しています。そして彼女に触れています。他のなにも目に入りません。私にとって、存在するのは、まったく彼女だけです。

◆私と彼女は(クラウニングなどを通じて)、楽しい時間を過ごしていました。しかし、彼女はよだれを垂らすのをコントロールできません。思わず、よだれに意識が向かって(はずかしい、という気持ち)、楽しさから出て行ってしまいます。でも、私は彼女に伝えます。「いいんだよ、いいんだよ、さあ私の腕によだれを垂らしなさい」と・・・。

【新版】パッチをよく知る金本麻理子さんが語るパッチ体験

金本麻理子さん

「パッチのことをだれよりも知る金本さん。夏と冬のツアー情報も」

昨年6月、パッチが日本での行程をすべて終えてアメリカに向けて出発する朝、 「ねえパッチ、今回の日本はどうだった?何か困った事とか、今後に向けてリクエストがあったら教えてほしいな」とたずねてみた。いわゆる反省点、改善点を聞いたのだがパッチの答えは「Everything was perfect! すべて順調だったよ!何の問題もないよ」と言って笑った。どこまでもポジティブな言葉に「そうは言っても何かひとつぐらいはこうして欲しかったとかあるでしょ」と半信半疑の私に「だってチャリテイ―コンサートは素晴らしかったでしょ、通訳のMAKIは完ぺきでしょ。食事もおいしかったし・・」と次々と様子を振り返る表情は本当に満足そうだった。

「Everything is perfect」
これはパッチからよく聞く言葉であり、彼からの手紙にも書かれていることが多い。時としてマイナス思考に陥りそうになる私の癖なのか?日本人の特徴なのか?両方かもしれないが、とかく私は心配の種を見つけてしまう。そんな私を彼もよく知りつくしているのだろう、「大丈夫、すべてうまく行ったよ」と何度も繰り返す。

先日テレビでうつ病の患者さんをクローズアップしていたが、うつ病の患者さんは完ぺきを求めるあまり、ちょっとの失敗をものすごく大きいものにとらえ、たとえそれが全体からみれば1割で、あとの9割が順調だとしてもそちらには目が向けられず悲観的になってしまうということだった。パッチと出会う前の私も、うつ状態の時期があったので、その状態を感覚として覚えているし、雪だるま式に自己嫌悪、自信喪失へとつながっていく。

金本麻理子さん

映画「パッチ・アダムス」の冒頭でも描かれていたが、パッチ自身が自殺願望のキャリアをもっていたのは周知の通りであるし、私もパッチから直接聞いたことがある。「Mariko, 私は若いころに3回自殺しようと思ったことがあるよ。でも今は違う。もう自殺しようなんておもわない。だってやりたいことがみつかったからね」ときっぱりと続けた。映画のなかでパッチが入院していた精神病院で同室の患者さんを助けたという経験が彼を立ち直らせるきっかけとなり、ドクターになる道を選ぶ。 颯爽と病院を後にして歩いていくロビンウイリアムス扮するパッチの姿が印象的だった。

この日から「悪いはけっしてつくらない」と自分で決めてそれを今日まで実行し続けている。その日一日をどう過ごすかはその人の心もち次第なのだとパッチは言う。
悪いところを言ったらキリがない、良いほうに目をむけようよ。それがパッチの言う 「Everything is perfect」に繋がっているのだろう。そしてその言葉を発することに寄ってものごとも実際に好転していくのではないかと思う。

昨年11月に恒例となったロシアでのクラウンツアーに参加し、現在の私の生活環境とは全く違う人達にあってきた。アルコール依存症の母親から生まれた故に身体に障害を背負い、挙句に養育を放棄されたこどもたち、紛争に寄って故郷を離れてきたこどもたち、寒空の下で、ごみ箱にすてられたこどもたち、家族からの面会が殆どない高齢者施設の方たち等。そして昨年ようやくリニューアルしたモスクワのインターナショナルエアポートは、私たちが降り立った2カ月後にテロのアタックに寄り、何人もの死者をだす惨状となった。

こうした状況のなかそこに住む人々を想像し、現在の自分の生活を振り返ると、本当に大切なものはなにか、日常の不満や心配ごとはたいしたことはないのでと思えてくる。過酷な状況のなかで、くよくよしたりする間もなく必死に生きていく姿をみせてくれる人々と過ごしていると、ものすごい力で渦を巻いているようなエネルギーを彼らから感じ、自分のなかでもそれが変革していくのがわかってくる。

おそらくパッチは毎日がその連続なのだろう。世界中の病院や施設、紛争地、被災地を回りそこで出会った人とパッチの時間は両者のなかで、生きていくための活力を産み出していく。

そしてそれが精神病院をみずから出て、新たしく生まれかわったパッチの「やりたかったこと」のひとつであろう。死ぬことの方法ばかりを考えていたパッチが生きることの意味、どうやってよりよく生きていくかを私たちに「行動してみること」で示してくれている。

★あなたもクラウンツアーに一緒に行きませんか?★
 今年も11月に世界中からクラウンが集まってロシアでのクラウンツアーを行います。
 興味のある方、参加したい方ご連絡ください。

 ことしこそゲスインドハイトに行きたい方!
 パッチの長年の夢であるゲズインドハイトは現在もなお建設が続いています。
 大自然のなかで心も体も癒される時を一緒に過ごしましょう。
 8月15日から1週間の滞在プログラムを用意しました。
 興味のある方、参加したい方ご連絡ください。

どちらも定員がありますのでお早めに!

日本人ボランテイアコーデイネータ 金本麻理子
Ureshiina3@hotmail.com

 
【パッチ・アダムス】基本情報

パッチ・アダムスの映画

パッチ・アダムス

パッチ・アダムスを映画から知った、という方は多いでしょう。1998年公開のアメリカ映画「パッチ・アダムス」は、いい役柄が多い、天才的な役者ロビン・ウィリアムスが主演。これをご覧になって泣いた人も多いかと。いくつかを除いて、基本的には事実に基づいて脚本が書かれています。脚本に名を連ねるハンター・アダムスは、パッチの実名。TSUTAYA などの映画レンタルの名画コーナーに必ずあると思いますので、ご覧になってみてください。この映画で事実と異なるのは、殺されたのはパッチの恋人の女性ではなく、友人の男性であること、精神科に入院した年齢がもっと若いことなどでしょうか。

 

パッチ・アダムスの本

パッチ・アダムス

いま入手可能なのは、文庫本「パッチ・アダムスと夢の病院」(主婦の友刊)と、イラストブック「心からのお見舞い」(英潮社刊)。文庫本がいいですかね。 700円だし。いい言葉がいっぱい詰まってます。共著ですが、パッチともうひとりは映画の脚本を書いたひとと同一人物です。そういえば、ヴォイス刊の、言葉があなたをつくる、という内容の良書『「思い」と「言葉」と「身体」は密接につながっている』の序文をパッチ・アダムスが書いていたのを思い出しました。喜多見はその頃から興味があったのでした。

 

パッチの夢の病院、診療無料のゲズンハイト

パッチ・アダムス

パッチが全人生をかけて実現しようとしている「診療無料」で「ホリスティック」で「アットホーム」な医療を提供する夢の病院。それがゲズンハイト・インスティテュート。ゲズンハイトは「お達者で」の意味のドイツ語。言ってみれば、「お達者で病院」・・・。米国東のウェスト・バージニア州ポカホンタスに土地は確保され、簡単な施設は建っている。これから、個人の募金を中心にしたファンディングで病院の建物を建てようとしています。このインスティテュートができたのは1971ですから、かれこれ40年近くも、パッチは夢に向かって歩み続けいます。本当にすごいのは、この彼の、まったくめげない姿勢ではないでしょうか。実に粘り強く、一歩も彼の理想をゆずることなく、今日もかれは世界を飛び回ってクラウニングをおこない、世界の病院や被災地に彼の笑いと愛を届け続けているのです。

 

パッチの立っている場所。愛とユーモアと自然と想像力

パッチ・アダムス

パッチは西洋医だが、「お達者で病院」では、ヒトをより全体的な存在として扱い、西洋医学はもちろん、代替医療やホリスティックな視点も入れて、トータルに癒していくことをめざしています。そしてなによりも、ゆったりした時間のなかで、充分な愛と友情とを育みながら、あるときは、農作業をしたり、絵を描いたり、音楽を奏でたり、自然のなかでおこないつつ、治療するという独特の医療環境をめざしています。日本では、ちょっと違うけれど、立っている場所は「宮沢賢治」が近いような気がします。日本でも、医師の方、医療関係者、ビジネス界の方、さまざまな方が彼の活動に賛同して、サポートをしているようです。

 

クラウニングとホスピタル・クラウン

パッチ・アダムス

日本でも、パッチとも親交の厚い大棟耕介さんが「ホスピタル・クラウン」というご本を出していらっしゃって、クラウンを養成したり、病院を慰問したりして活躍なさっています。ヴォイスでも以前、笑いのセラピーを教えている先生を招聘していましたが、彼女がカナダの救急車に子ども用の大きなテディベア(ぬいぐるみ)を「医療スタッフ」として乗せるという試みをしていました。この例と似ていますね。赤い鼻やおかしな恰好で、病院の小児病棟などを訪ね、心からの交流をします。つまりヒトは、病だけでなく、ひとりの人間としてホリスティックに回復していくのだ、という考えが根底にあります。もちろん、クスリも使うのでしょうが、クスリに増して大切なのは、そのひとが「幸せ感を感じること」であるとパッチは著書のなかで語っています。日本ではクラウン(ピエロ)の文化はありませんが、そのユーモアあふれる存在感には癒されるものがあります。クラウニングは単純にはピエロを演じることですが、この場合はクラウンの恰好で癒しをもたらす行為でしょうか。それを病院でおこなえばホスピタル・クラウン。1985年から毎年、パッチと日本人も含む仲間たちは、ロシアなどの国々を定期的にクラウニングで訪れており、被災地などにも手弁当で訪ねる活動をしていらっしゃいます。

 

パッチ・アダムスM.D.

パッチ・アダムス

医師パッチ・アダムス、本名ハンター・アダムス。1945年5月28日生まれ。パッチは、日本語でいえば「ばんそうこう」か。ばんそうこうアダムスのニックネームは、映画のなかで描かれているのが事実であれば、パッチが若いときに入院した精神科の病院にいた富豪の患者から、こうあだ名をつけられたことになっています。ここから彼の人生は大転換をして、愛の医師をめざしジョージ・ワシントン大学の医学部に入学したのが1964年。1967年バージニア医科大学入学。2008年の誕生日で彼は、63歳になられます。まさに団塊の世代で、あの60年代終わりの熱い公民権運動やベトナム反戦などの影響を受けなかったはずはない。しかし年齢を感じさせないエネルギーを今も感じます。病気ひとつしたことがない、と本にも書かれていますが、お電話で話していても「私はエナジェティック(元気まんまん)だから、日本に着いたその日から講演できる」などとお話になっていて、活動的なのですが同時に、静かな環境を好むところもおありです。かつて若いときに、軍人だったお父様の関係で日本にいたこともあり、寿司やウナギも好物と聞いています。アリメカ人でウナギが食べられるひとは、20年この仕事を通じてさまざまな先生と関わりましたが、この人で 3人目です・・・。小説は吉本ばななさん、スポーツは相撲がごひいき。日本にも何度か来日して、講演もおこなってきた。パッチの仲間たちといえるような日本人の医療関係者もいらっしゃいます。ゲズンハイトが完成したあかつきには、常勤スタッフにと誘われている日本人スタッフも。体験談の金本さんもそうしたひとりです。